作曲家・ピアニスト・ライター

レビュー

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作曲家ドニ・ルヴァイヤンについてのレビュー、証言セレクション

ドニ・ルヴァイヤンは有名な作曲家・ピアニストで、おおいにオリジナルで個人的な道を歩んできた。彼の作品は、通常の「現代音楽」の聴衆よりもずっと広い層を対象にしている。さまざまな状況で多様な聴衆を相手にしてきた彼は、聴く人々との、熱のこもったコミュニケーションによく成功している。彼は才能とエネルギーにあふれた音楽家だ。

ジャン=クロード・リセ

私の長年のキャリアで出会った中で、もっとも才能ある作曲家 

ダニー・コルテーゼ、パブリシスト(カナダ)
http://www.daniecorteseent.com

なんというコンチェルトだ!全くたまげたね。見事な音楽だ。君は生まれながらの作曲家だ。他とは違うよ。

レニー・ボガット、ライター(アメリカ)
http://www.forte-piano-pianissimo.com

一番印象に残ったのは、印象派的な音楽から全くの不協和音になったり、その逆になったりすることだ。彼があらゆる音楽ジャンルを知り尽くしていること、とくに、ジャズとクラシックの微妙な境界を巧妙に行き来できる才能は、通常を超えている。

コリン・クラーク、ファンファーレ(アメリカ)

特筆すべきは、この音楽が持っている、ほとんど映画的とも言っていいドラマ性だ。《ラ・プリゾン(牢獄)》や、その対極にある《ナルキッソスのエコー》の中央楽章の、言いようもなく美しいメロディなど、ルヴァイヤンは、イマジネーションで見せる色彩の魔術師として、音の夢幻のずっと彼方まで旅する。

ジェラール・コンデ

音と色彩、またパリとニューヨーク、作曲と演奏、書き留められた楽譜と即興演奏、構築と遊び心、ポピュラーな要素と芸術音楽の要素、調性と無調、統合と炸裂、叙情性と技巧性、謎めいた側面とはっきりとした透明さ等々、ルヴァイヤンはこれらの間を行き来しながら、その十字路に新しいアートを創り出す。

バンジャマン・ラソゼ

ドニ・ルヴァイヤンの広大なレパートリーが物語っているように、彼の音楽がいつも折衷主義なのは、常に表現し続けたいという必要から来ている。彼はそれによって現代のヒューマニストミュージシャンとなり、全く客観的に、時にはどぎついほどに、タブーもなく、何も排除せずに、完全に自分のままであることにオリジナリティーを見出す類のクリエーターの一人に連なっているのだ。

ジャン=マリー・ロンデ


Pachamama Symphony パシャママ・シンフォニー パリ、2016年

この夜のメインは、ドニ・ルヴァイヤンの《パシャママ・シンフォニー》の初演だ。6楽章からなっており、アンデスの土着音楽にインスピレーションを受けている。そこでは、色彩、リズム、演奏モード(最初に管楽器が「空で」吹く)などが万華鏡を織りなし、オーケストレーションは凝っているが効果的。音楽は、呪文のような表現や夜の雰囲気が混ざり合っている。

ティエリー・ヴァーニュ
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Manhattan Rhapsody, マンハッタン・ラプソディー DLMエディション、パリ、2014

フランスの現代の音楽シーンを雄弁に代表する作曲家で、もっとも才能にあふれた音楽家の一人、ドニ・ルヴァイヤンの、テナーサクソフォンとピアノのための《マンハッタン・ラプソディー》を紹介します(普通はこういうことはしないのですが)。この作品は、伝統的なテクニックで書かれています(ですので、すぐにわかりやすい音楽となっています)が、楽器に特有の表現方法を使っています。これは典型的に「フランス的」な作品で、テナーサクソフォンのための優れた曲はあまりないので、推薦できることを嬉しく思います。

ジャン=マリー・ロンデ、ボルドー音楽院名誉教授(フランス)


Les Passagers du Delta, ・パサジェ・デュ・デルタ(デルタの旅人) DLMエディション、パリ、2013年


傑作のお目見えだ。ドニ・ルヴァイヤンのピアノ バール・フィリップのコントラバス バリー・アルシュルのドラムというジャズトリオ。アイデアが光る傑作。録音の質でも傑作。モノとしても傑作。第1級の3人の演奏家。

フランシス・マルマンド『ル・モンド紙』
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Paysages de conte, ペイザージュ・ド・コント(おとぎ話の風景) DLMエディション、パリ、2012年

変幻自在で自由な個性の彼からは、折衷音楽が出てきても驚かない。ピアノコンチェルト『ナルキッソスのエコー』に堂々とニ長調の緩徐楽章を書き、それが「申し分ない」モダニズムに貫かれているのだから。同様に、このディスクにある6曲では、表現とドラマ性を求めて、スタイルも雰囲気も非常にさまざまな音のパレットを使っている。バレエ音楽《ドガの踊り子》(2003年、パリ・オペラ座委嘱作品)による「組曲」は、これを駆使して大いに成功している。フリッツ・ラングの無声映画『月世界の女』のための音楽を抜粋して構成した、6曲からなるもう一つの「組曲」では、深く詩的な情景が繰り広げられ、リアルタイムの電子音響で広がる「八重奏」は、時にオーケストラ曲に変化する。ジャズや電子音楽によりながらもフランス的な色彩を保っているこれらの曲は、響きの探求と生き生きとしたリズムが特徴だ。

シモン・コルレー、Concertonet


Echo de Narcisse, ピアノコンチェルト『ナルキッソスのエコー』


ピアノ好きは、CD1にとくに興味を持つに違いない。作曲者ドニ・ルヴァイヤン自身がピアノを弾く30分ほどのピアノコンチェルト『ナルキッソスのエコー』(1998年録音)があるからだ。その表現的な音楽に心をつかまれる。3楽章構成のコンチェルトの通例にもれず、第2楽章は緩徐楽章で、大変に美しい音楽だ。第2楽章でいつもこんな美しい音楽が聞けるわけではないのだが。ラヴェルのト長調のコンチェルトと同じくらい演奏される機会があってよいと思う。
アニエス・ジュルダン

http://www.pianobleu.com/actuel/disque20121118.html


Fantasy for bassoon and piano ファゴットとピアノのための幻想曲(2012年

ドニ・ルヴァイヤン作曲の《ファゴットとピアノのための幻想曲》の、独特なエクリチュールとオリジナリティーには強い印象を受ける。少々奇妙で全く予測不可能な面と、面食らわされるほどの音楽キャラクターによって、他の誰にも書けない作品に仕上がっている。そこには、フランス的印象派への強い趣向、ジャズからの影響、映画音楽へのセンスなど、彼の音楽世界を形作るさまざまな特徴が見られる。巧みな陰影ある雰囲気の中に、宝石の様な詩と夢が織りなされており、音楽形式のバランスと音楽スタイルの統一性には感服する。献呈者として幸せにたえない。

ポール・リヴォー、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、第一ファゴット奏者

La Petite danseuse de Degas,  ドガの踊り子 パリ・オペラ座バレエ団 DVD ベルリン、アルトハウス・ムジーク2011年

ルヴァイヤンのピアノコンチェルトを聞いて深く感銘を受けた《ドガの踊り子》の振付家は、彼にバレエ音楽を委嘱しただけでなく、ピアノコンチェルトのアンダンテ楽章もバレエに取り入れたのだ。ルヴァイヤンは調性音楽と無調音楽をうまく組み合わせて大変に成功しているが、バロックから後期ロマン派や印象派、モダンジャズまでいろいろなジャンルを駆使しつつ、時にダイヤモンドのようにピュアな面を見せている。インスピレーションに富んだ、見るのが楽しいクリエーションである。多くの舞台で上演する価値がある作品。

「レコーディング・オブ・ザ・イヤー」
イアン・レース Musicweb-international.com(英国)2011年6月

《ドガの踊り子》は並外れて素晴らしく、全く感動的なバレエだ。ブルーレイで出ている中で、マイケル・パウエルとエメリック・プレスバーガーの《赤いトゥシューズ》とともに、私の最高のお気に入りになるはずだ。

ニコラス・シェーフォー Fulvue Drive-in (USA) 2011年6月

ドニ•ルヴァイヤンの音楽はほとんどミニマリストと言ってよいが、それはフィル・グラスやジョン・アダムスに典型的なスタイルとは異なる。ルヴァイヤンはグラスが普通使うようなモチーフよりも息の長いフレーズを選んで、波打つようなゆっくりとした転調で巧みにそれを変化させてゆく。弦が大部分を占めており、何度か、パーカッションが怒り狂ったように入ってくる。変だと思われるかもしれないが、ジャズの作曲家でオーケストレーターのクラウス・オガーマンがマイケル・ブレッカーのために作曲した、ほとんどラヴェル的聡明が漂うオーケストラ曲をいくつか思い出した。この音楽はほとんど全体が、魅惑的といえるくらい美しい。

ジェフリー・カウフマン Blu-ray.com (USA) 2011年6月

バレエ音楽はパリ・オペラ座バレエ団が作曲家ドニ・ルヴァイヤンに委嘱した作品である。大規模なオーケストラを必要とし、非常に美しい色彩に富んだ大変に豊かな音楽だ。音色の扱いが素晴らしく、リズムのバリエーションや調性・無調性の色彩は、コレグラフィー表現に最高に適っている。最初の音が鳴ったときから、パトリス・バールが、表現に際して、音楽の構造を自然に利用できたのはしかり、とわかる。バレエの短いプロローグの時点ですでに、劇的な要素とわかりやすいエクリチュールを存分に楽しめる。

フィリップ・バネル Tutti-magazine.fr 2011年7月 トゥッティ・マガジン「オヴァシオン10/10」



Music Is The Film,《ミュージック・イズ・ザ・フィルム》 ユニヴァーサル(2010年)
CD《ミュージック・イズ・ザ・フィルム》をお送りいただき、ありがとうございました。映画を音で表現していること以上に、音楽そのものが良いと思いました。それに、もちろん、《アンソムニー(眠れぬ夜)》にとても感動しました。ブラヴォー。「よく適った音」を創り出されたのですね。

アラン・コルノー 2010年4月11日


L’Opéra de la lune, オペラ・ド・ラ・リュヌ(月のオペラ)ジャック・プレヴェールのテクストによる音楽童話 ガリマール・ジュネス パリ、2008年

ドニ・ルヴァイヤンの音楽は、驚くほど規模が大きい。それは音楽による童話イラストという域を超えて、夢のような、踊りたくなるような、時には荒い、まるで想像にみちた映画のようだ。現代叙事詩ともいうべき大いなる叙情性に彩られている。フランス芸術を地で行くこのCDブックは、なんの曇りもなく楽しめる。

ジャン=クリストフ・ル・トカン ResMusica.com 2008年12月 Clé de Sol


Un Petit rien-du-tout, アン・プチ・リアン・デュ・トゥ(小さなとるに足らないもの、2006年)

《パセリの葉に織り込まれた、まっさらの、取るに足らない小さなもの》はイリナ・ダルによる、爽やかさと優しさとファンタジーにあふれたショーだ。俳優、歌手、マイム、ダンサーと何役もこなす彼女は優雅そのもの。作曲家でピアニストのドニ・ルヴァイヤンとのデュオで、彼女は、作家モーリス・ロッシュが描く子供の弱さ、純真さ、奇抜さ、気まぐれを演じる。ドニ・ルヴァイヤンはピアノでピリッと効いた、または深刻な返答をする。3人のクリエーターは、そこにいる人々を子供時代という魔法の国へ連れて行く。1時間のショーだが、いつまでも終わらないて欲しいと思うほどだ。

アンパクト・メドシン 2006年3月23日 Impact Médecine, 23 March 2006.

Eloge de la Radio エロージュ・ド・ラ・ラディオ(ラジオ礼賛、2000年)

ドニ・ルヴァイヤンの《ラジオ礼賛》に、聴衆は完全に魅了された。言葉、音楽、効果音など、ラジオで使われるさまざまなランジゲージを取り入れたショーは、完璧に進む。ポピュラーでありながらも凝った、よくできたショーだ。そしてこういうショーは稀である。

ディアパゾン誌 2000年12月

Piano Circus ピアノ・サーカス(1993年)

ドニ・ルヴァイヤンの最新のショーは、「崇拝と献身の箱」とでも言おうピアノという楽器と戦うピアニストの、レパートリーや苦悶を語る寓話だ。どちらかといえば微妙な主題が、ピアノ・サーカスの骨組みとなっている。それは、ドニ・ルヴァイヤンが音楽に見事に置き換えて表現している。電気音響を使ってほとんど同時にスピーカーの効果を創り出したり、彼自身が演奏したりするのだ。彼の音楽は、コンロン・ナンカロウ風の速い部分があったり、聞く人を誘惑するかのような(皮肉さにあふれたキース・ジャレット風のパッセージなど)部分のある、パーソナルな曲だ。妥協しない、あふれるような音が奏でるこのような音楽を聞かせるのは、いい度胸だと言いたい。

クリスティアン・ラベ リベラシオン紙 1993年12月17日



O.P.A. Mia オペラ《O.P.A.ミア》(1990年、アヴィニョン、ストラスブール、パリ)

ドニ・ルヴァイヤンは全く素晴らしい曲をつくった。舞台上で演奏されるオーケストラパートは非常に豊かで、鈍い音の雰囲気や、うなりや、歌を伴うリリックなラインなどでできている。歌手に対しては、ピットに入っている時よりもよく聞こえるオーケストラとのバランスを保つために、また歌詞が完璧にわかるように、電気音響がかなり重要な位置を占めている。(ドニ・ルヴァイヤンは音響担当者に200以上の効果を要求しているが、これは完全に離れ業的作業だ)。(中略)驚くべき豊かさとイマジネーションがこれらと相まっている。

クリスティアン・ルブレ リベラシオン紙 1990年7月11日 第一面

音楽語法は、このジャンルによく使われる新ロマン派に妥協することなく、またロックやジャズに妬みを表すこともなく、現代性を貫いている。楽器・声楽のエクリチュールは、過去のフォーム(コラール、バロックのポリフォニー、ダンスなど)にインスピレーションを受けつつ、常に実験を試みようというエスプリが見られる。バリエーションにあふれた音色。録音されたコーラスと、アリア、話されるセリフ、オーケストラによる音楽的なコメントとの間にまとまりを作ろうという意向を表し、声の雰囲気を常に保とうとしていること。それぞれの音楽エピソードによって変わるぼんやりした、またはぶしつけな回答。

イザベル・ミル ラ・トリビューン・ド・ジュネーブ 1990年7月13日


作品は、現代の音楽の国際フェスティバルである「ミュジカ」がさらに多く集めたいとしている一般聴衆には、大成功だった。音楽は、オーケストラ、録音されたコーラス、日常生活の音を録音して作ったサウンドテープなどが、大きなパズルをなしている。その音は、音楽通のエリートだけにわかるようなものではなく、十分に親しみあるものとなっている。
ヴェロニク・ビュタン AFP 1990年9月22日


Speakers アナウンサー (1998年、イタリア)

ジャン・フランコ・ザフラーニ賞音楽部門受賞。賞(審査員特別賞)は「際立ってラジオ的な作品のオリジナリティーと、音楽的背景に完璧に同化した主役2人の素晴らしい演技により」審査員全員一致で与えられた。

23の出品作品のうち、私がとくに良いと思ったのは多くて6、7作品だったが、そのうちいくつかはテキストが素晴らしく、独創的で非常によくできていた。ドニ・ルヴァイヤンとマドレーヌ・ソラの《アナウンサー》では、テキストと音の出会いを堪能できる。これは確かに音楽作品ではあるが、同時に真のラジオ作品でもある。語りは花開き、音に刺激されて存分に価値をあげている。カンヌ映画祭の審査員賞に値する「審査員特別賞」を受賞し、フェスティバルから認められた作品である。

エマニュエル・ブシェーズ テレラマ誌 1988年10月5日

Les Pierres noires ・ピエール・ノワール(黒い石、1984年、ラロシェル、ロンドン、パリ)

ドニ・ルヴァイヤンは、《黒い石》で、気がとおくなるほどの絶望的な、新ロマン派の見事なエチュードを発表した。創意に富んだ対位法的テクスチュアと激しいハーモニーが贅沢な効果を生み出している。

デヴィッド・マレイ フィナンシャル・タイムズ 1985年6月25日

Barium Circus, バリウム・サーカス Avignon 1984 アヴィニョン1984年

基本的には、ルヴァイヤンは二つのアプローチでこの音楽を創っている。まず、形の組織づけ(記譜された伝統的なラインという意味で)で、ミニアチュアによる組曲の創造だ。しかし、これらのミニアチュアをつくりながら、あまりに厳格に演奏されるような楽譜に書かれたパートをなくすよう心がけているように感じられる。曲の大部分で演奏家は、はじめと終わりの六重奏のように、作曲された部分を「緩く締めて」演奏するが、これは一番力が入る場所だ(多くのジャズの学校で重要視されているツールでもある)。独創性、強いミュージシャンシップ(個人の演奏とグループとしての共感性という二つの意味で)、ヴァラエティ、簡潔さなどが、1984年10月2日に録音された40分19秒の音楽を彩っている。これは、この音楽批評家が聴いた最高のサーカス音楽である。

Milo Fine, Cadence, December 1985.
ミロ・フィーヌ カダンス紙、1985年12月

Deux Pièces à louer ドゥー・ピエス・ア・ルエ(貸し二部屋、1983年)

これはパリ現代美術館のオーディトリアムを満員にした作品である。音楽劇がここまで成功するのは全くまれで、賞賛されるべきだ。ここでは、演劇と音楽のバランスが見事に取れている。3人の主要人物の演技も素晴らしい。舞台上のパートナーたちと、巧みに練られたサウンドテープの間に、本当の対話がつくられている。

ブリジット・マサン ル・マタン紙 1983年2月



Douze Mouvements 12の楽章(1980年)

《ピアノのための12の楽章》は、各曲があるアイデアをめぐって構築され、音楽の状態が多く示されている。音の空洞の中での響きのエチュードである。マチエールを十分に彫り込んだ、無限に向かって開かれたプレリュードだ。そして、ほとんど自己陶酔的な憑依の芸術なのだ。

クリスティアン・グボー パリ・ノルマンディー紙 1989年1月22日

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ピアニスト、ドニ・ルヴァイヤンについてのレビュー、証言セレクション

Haydn

‘We find here Denis Levaillant in a brilliant and sensitive interpretation of piano sonatas of Haydn. Its mastered technique and its acute sense of the improvisation bring a particular color tuned to these small jewels of the big Haydn’

Robert Leroux, UNSA, France, Octobre 2018


’It is Haydn without wig, it is great piano, with rhythms and accentuations marked that give a singular life to these works “

Thierry Vagne, France, October 2018

A sense of joy in music-making is the dominant feature of this highly enjoyable CD of Haydn sonatas from French composer-pianist Denis Levaillant. Levaillant’s keyboard style is clear, precise but not too pointed, rhythmically controlled, and direct in expression. One secret to the charm of these readings is that Levaillant is a composer, and there’s something special when composers turn performer. I’d call Benjamin Britten the best Lieder accompanist I know, and on the podium the greatest conductors tended to think of themselves as composers first (Bernstein leaps to mind, but one can’t exclude Furtwängler and perhaps not Klemperer and Walter).

Huntley Dent, Fanfare Magazine, janvier 2019

‘Pianist/composer Levaillant, while generally faithful to the score, brings something of a modern sensibility to his Haydn, starting with the use of a present day piano. His tone and phrasing are robust, without trying to mimic the sound of an older keyboard instrument. So not just another Haydn piano recording here; this is highly refreshing and full of delight.’

Peter Burwasser, Fanfare Magazine, January 2019

‘Levaillant treats the music with ultimate respect; more, he finds the delightful aspects, as well as the surprising ones, and treats them both with a certain sense of joy. There is a real communicative element to these performances. The Sonata No. 58 takes us into favorites territory. Brendel delighted in this one and without displacing the master, Levaillant finds just as much depth and variety. The present finale glints and sparkled thanks to Levaillant’s well-judged staccato. The well-known Eb, Hob XVI:49 has a huge discography, from Byron Janis to Brautigam, Hamelin to Serkin. Yet in the context of this recital, and Levaillant’s consistent interpretations, this seems the ideal performance. Levaillant’s jewel-lit scales are particular highpoints. A lovely disc, well worth investigation.

Colin Clarke, Fanfare Magazine, January 2019

Musiques pour le piano ピアノ音楽

ここでは、音の風景を好むルヴァイヤンの趣味と、非常に繊細な演奏、深いタッチが見られる。

ミシェル・ティオン、ル・モンド・ド・ラ・ミュージック誌、1993年

Solo piano solo  ソロ ピアノソロ

すぐにそれは自明となった。ドニ・ルヴァイヤンはクリエーターだ。歴史に、連続性の中に深く根を下ろしつつも、かつてなかったようなセンシュアリティーと、全く見事な弾き振りで、精通した芸術でもって、古き良きピアノから彼にしかない何かを引き出すのだ。それは音楽への精通だ。自分と周囲の人々を熟知し、創造を手の内にしている。それらに精通していること自体が、芸術なのだ。

クリスティアン・グボー パリ・ノルマンディー紙 1989年1月22日


Le Dernier pèlerinage 最後の巡礼

ドニ・ルヴァイヤンのアプローチは、稀なピアノテクニックに裏打ちされている。彼は私たちに、曲が辿る道を正面から見せてくれる。リストが何よりも戦っていた『無』から、素晴らしい光があらわれるのだ。

パトリック・シェルスノヴィッチ ル・モンド・ド・ラ・ミュージック誌、1986年

Barium Circus バリウム・サーカス

この録音は、ルヴァイヤンが持っている演奏力を示している。彼は、両手で明瞭に奏でゆく創意への強い直感に基づいた、断固とした現代性を持つ、調和に溢れたピアニストである。

ミロ・フィーヌ、カダンス紙、1985年12月

ピアニストは、今もっとも興味をそそられるフランスの若い作曲家で、かなりの敏腕ソリストである。その演奏は丁寧で無駄がなく、絶妙なタイミングと効果的なフレージングで十分に聞かせる。

ブライアン・モートン ワイヤ誌 1985年9月

Direct ダイレクト

素晴らしいディスクだ。ピアノのルヴァイヤンは、ドビュッシー、モンク、ブレイ、セシル・テーラー、ジャレット、サンソン・フランソワ、グレン・グールドなどを弾く。その音楽は考える音楽である。その上、美しい…

ミシェル・ティオン レヴォリュシオン誌 1984年12月

ルヴァイヤンは、ものごとの根本を伝えてくれる。パロディー化することも、言い換えをすることもない。主題に対して一定の距離を持っているのが彼の強みだ。だから、マウリツィオ・ポリーニのようなタッチでデューク・エリントンを弾いて驚かせるのだ。

アレックス・デュティル ル・モンド・ド・ラ・ミュージック誌、1984年12月.

La Chevauchée 騎行

ドニ・ルヴァイヤンは、フランツ・リストの作品の演奏によく適った優れた技術で、即興演奏したりメロディを伴奏したりしながら、色々な「風景」を「移しかえ」て見せてくれた。これらの即興は、和声的な斬新さを押し進めたもので、完全にリスト自身の楽譜の延長線に位置している。

ピエール・レノー ル・クリエ・ピカール紙 1982年5月17日

《ものみな涙あり》のアレンジから始まったこの「フランツ・リストから始まる音楽の旅」は、バッハの《泣き、歎き、憂い、怯え》のテーマによる変奏曲の抜粋で終わった。アレンジした者がアレンジされた、と言っていい。狭い舞台を考慮してミシェル・エルモンが行なっている、本人が言うところの「イメージづけ」は、音楽的な演出と言えなくもない(ピアニストは完全に俳優となって演じている)。それは気取りとは全く縁がなく、演奏家たちは、ロマンチックで病的かつ情熱的な世界に深く入り込んでその世界を再現しようとしており、それによって生き返った精神が、これがショーであることや、知的な解釈を、全て消し去ってしまうのだ。

ジェラール・コンデ ル・モンド紙 1981年2月17日

Portrait de l’Artiste アーティストのポートレート

ドニ・ルヴァイヤンは、びっくりするようなピアノの腕に加え、斬新で無謀とも言えるこのリサイタル“のようなもの”の中で、自称「伴奏」ピアニストが果たせる役割に、本当に創造的なアイデアをもたらしている。

エリック・ヴォジェル、ラ・トリビューン・ド・ジュネーヴ紙

Instable 不安定

ルヴァイヤンは、他の誰でもなくルヴァイヤンとしてピアノを弾く。

フィリップ・コンラト リベラシオン紙 1979年1月

四方八方にひっくり返るルヴァイヤンのピアノは、橋となり、踏み台となり、階段となる。突飛な舞台背景の中で、めまぐるしい速さで音楽が駆け回るのを見ることができる。

ルイ・ダンドレル、ル・モンド・ド・ラ・ミュージック誌、1978年

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文筆家ドニ・ルヴァイヤンについてのレビュー、証言セレクション

Eloge du musical, 音楽礼賛 DLM出版社、パリ、2012年

膨大な音楽・哲学知識にもとづいた、密で高度な内容のこのエッセイは、現代における芸術音楽の、根本的な問題点を提起している。

ジャック・ボノール ラ・レットル・デ・ミュジシアン誌

Le Piano,『ピアノ』 DVD本 DLM出版社、パリ、2010年

賢明で魅力ある素晴らしい本をお送りいただき、ありがとうございます。こんなに少ないページの中で、ここまで多くのことを、どうすればこんなによく言えるのでしょうか ? この本には、資料収集と考察において、質の良さを探し求めていることが感じられます。しっかりとしたよい著作です。

ロラン・ド・カンデ、1986年11月23日


良い資料を集めて、それを明瞭に順序立てていることで、しっかりとした信頼に値する本になっている。多くの章が聡明に書かれてダイナミックに仕上がっており、安定した論述により個人的な持ち味を加えている。著者が序で書いている「ピアノは、自身の良い鏡である」という良い言葉が余韻に残る。

ミシェル・ブリゲ、ディアパゾン誌、1986年9月

「ピアノ」。それ以上でもなく、それ以下でもなく、ピアノだけだ。ピアニストで作曲家のドニ・ルヴァイヤンのこの本は、異論なく野心的だが、150ページ以下で主題を扱っていることを見ると、傲慢だとさえ言える。しかし本としては成功だ。5つの章は、明快でわかりやすい文体で、豊富な音楽例、図表、写真などを引いた情報カード形式で書かれている。

オマール・コルラクス Concertonet.com

《ミュージック・イズ・ザ・フィルム》 ユニヴァーサル(2010年)
CD《ミュージック・イズ・ザ・フィルム》をお送りいただき、ありがとうございました。映画を音で表現していること以上に、音楽そのものが良いと思いました。それに、もちろん、《アンソムニー(眠れぬ夜)》にとても感動しました。ブラヴォー。「よく適った音」を創り出されたのですね。
敬具
アラン・コルノー 2010年4月11日
『ピアノ』



L’Improvisation musicale, 『音楽即興』ラテス出版社1980年、アクト・シュッド社1996年

これは至極豊かな本です。対談とご自身による分析の入れ方や、タッチごとに扱う方法、明瞭であると同時に簡素で厳密なトーンなど、この本から大変多くのことを学びました。そして私にとても必要な本でもあります。友情を込めて。

ジル・ドルーズ、1981年5月5日


2003年9月8日
大いに親愛なる貴殿へ
音楽即興についての本と貴殿の曲の録音を受け取り、感謝しております。なんという謙虚さでしょう。貴殿がお持ちの素晴らしいお力と、この分野で貴殿が見せる繊細さに、大変に満足すると同時に、私の人生は音楽にあふれているのに私は音楽について何も知らないことを思い知らされるのです。
大変におめでとうございます。友情を込めて。

ミシェル・セール


Interdit d’Antenne

ドニ・ルヴァイヤンは、広く秀でた文章で、音楽とメディアについての持論をざっと描いているが、このような論理は、私の知る限りでは他にはない。これは選集の中でもおそらく根本となるテキストだ。

ファビアン・ロラン・レヴィ、リベラシオン紙、1978年


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